アドラー心理学

【アドラー心理学】嫌われる勇気を読んだ機械設計者9年目のわたしが実務で実践していること【課題の分離】

こんにちは。たまかえるです。

ねこたろう

ベストセラーの「嫌われる勇気」、一度読んで内容はざっくりわかったつもりだけど、実践できていないな…

と思っている方のための記事です。

この記事を読むとアドラー心理学の内容が理解できます。

また、私が実務においてアドラー心理学の考えを取り入れている行動を紹介します。

▲アドラー心理学の要点を書き出してみました。

私は大学院を卒業後、工作機械の機械設計者として9年間勤務している30代サラリーマンです。

これまで9年間働いてきた中で精神的につらい思いをした経験も多々あります(理不尽な業務指示・要求、短納期、長時間残業など….)

私は2年前にアドラー心理学に関するベストセラー本、「嫌われる勇気」を読みました。

アドラー心理学の考え方に衝撃を受けました

もっと早く出会いたかった考え方です。

実生活におけるメリット

私はアドラー心理学の考え方に共感しており少しずつ実生活で実践しています。

少し取り入れるだけでも大きな効果が得られます。

アドラー心理学の考え方を取り入れることで、以前よりも

  • 精神的なストレスが緩和
  • 自分の役割が明確になって肩の荷が降りた
  • 無理に背伸びしなくなった

などの良い変化を実感出来ています。

アドラー心理学の考え方

アドラー心理学では、人はいまこの瞬間から変われる、いかなる過去を持っていたとしても幸せになることができると考えます。

ねこたろう

今すぐに変われる?そんなことできるの??

哲人たまかえる

変われますよ。いますぐに!

アドラー心理学の重要な考えをまとめてみました。

自由になるためのステップ

①目的論で考える。

②他者と自分の課題を分離する。

③人生のタスクに向き合い、共同体感覚を持てるようになること。

これだけ聞いてもよく分からないと思います(*_*)

順番に説明していきますので、ご安心ください。

目的論で考える

目的論とは、人は目的達成のために行動しているという考え方です。

アドラー心理学では、過去の出来事によって未来が決まるという原因論を全面的に否定します

このため過去の出来事に縛られることなく、今の目的を達成するために人は行動出来るのだと考えるのです。

つまり、目的論の立場をとれば、

今この瞬間から変われる

のです。

確かに、過去の出来事によって現在の状態が引き起こされていると考えることは、物語的であり人の心に刺さり易いです。

また、過去の出来事を言い訳にして今の状態を肯定できるので、変わるための努力をしなくて済むので楽です。

しかし、過去の経験に基づいて今が決まっていくと考えることは、今後の人生は変えることができないと言っていることと同じなのです。

誰しも自分の居心地の良い場所からは離れたくないものです。

ですが、原因論の立場をとっている限り、その人は一生変わることはできないのです。

過去の体験自体に良いも悪いもなく、その体験に自身がどのような意味合いを持たせるかによって自分を生き方を決めていくと考えるのです。

哲人たまかえる

過去に縛られないのがアドラー心理学の考え方。過去の出来事に対してどのように向き合うか、どのような意味づけをするかが大切。変わりたいと思った瞬間から変われるんだ。

悩みはすべて対人関係によるもの

アドラー心理学の根底には「人間の悩みはすべて、対人関係の悩みである」という考えがあります。

もし自分一人だけが世界にいるとしたら、

  • 他人からどのように思われているか気になる
  • より劣っているのが嫌だ
  • 自分はもっとうまく出来るはずなのに

などといった悩みごとを考える必要もありません。

あらゆる悩みは、他者と自分の相対的な比較によって生まれるのです。

他者の存在しない世界においては、そもそも悩みは生まれないと考えます。

ねこたろう

えっ!?そうなの? にわかには信じがたいけど….

悩みの種類は色々あるけど、すべては対人関係に帰着するのか。

哲人たまかえる

そうです。あらゆる悩みは他者の存在によるものと考えます。

他者と自分の課題を分離する

悩みはすべて対人関係によるものだと考える、と説明しました。

では私たちはどのような態度で対人関係と向き合っていけば良いのでしょうか?

そのためには、課題の分離という大切な考えを理解しなくてはなりません。

課題の分離とは他者の課題と自分の課題に境界線を設け、互いの課題には立ち入らないという考えです。

例えば、他者が私に対してどのような感情を持っているか?について、私はコントロールができません。

私がいくら他者に良い行動をしたとしても、私のことを嫌っている人には何をしても結局嫌われるのです。

他人がどう思うかは一切関係なく、自分が良いと思えばそれで良いのです。

自分がコントロール可能な範囲で頑張るのです。

課題の分離とは、自分のことしか関係ないという冷たい態度に感じるかも知れません。

しかし、他者の課題に踏み入ることは他者の自由を侵害する介入行為になりますので避けるべきなのです。多くのトラブルは他者の課題に踏み入りより生じるのです

課題の分離とは、対人関係を考える上でのスタート地点となる考え方です。

ねこたろう

どのような視点で自分と他者の課題を分離すればいいの?

哲人たまかえる

最終的に「誰のためになるか」を考えるといいですよ。例えば、「勉強する」という課題があったとき、それは親の課題ではなく子供の課題です。勉強をしない選択をしたときに、最終的にその影響を受けるのは子供ですからね。

ねこたろう

なるほど!

人生のタスクに向き合い、共同体感覚を持てるようになる

アドラー心理学では、人生で遭遇する対人関係を人生のタスクと呼びます。

また、他者を仲間であるとみなし、自分がその共同体にいてもいいんだと感じられることを共同体感覚といいます。

人生のタスクに立ち向かい、共同体への積極的な関わりを通して、共同体感覚を持てるようになる状態を目指すこと、これがアドラー心理学の目指すゴール地点となります。

人間は元来、共同体への所属感を求める生き物です。

共同体からの疎外感がある状態は自分の価値を見い出せないため、当然幸せな気持ちにはなれません。

私たちが共同体への所属感を得るには他者への働きかけが必要不可欠なのです。

誰かのためになる行動をし、誰かの役に立っているんだという感覚(貢献感をあなたが得られればよいのです。

ここでのポイントは、他者からの承認は要らないということです。

他者が自分の行動に対してどのように感じるかは他者の課題ですので、コントロールはできません。

貢献感さえ持てれば、人は幸福であると思えるのです。

逆に、様々な言い訳を付けて人生のタスクを避けることを人生の嘘と呼びます。

私達は人生の嘘からは目を逸してはいけません。人生のタスクと向き合い続けるのです。

ねこたろう

対人関係のスタート地点とゴール地点はなんとなくわかったよ。でもどうやって共同体感覚を身につけていけばいいの?

哲人たまかえる

そこで出てくるのが、横の関係という考え方です!

横の関係

対人関係のスタートが課題の分離、ゴールが共同体感覚であると述べました。

課題の分離から共同体感覚への道筋として重要な、横の関係について説明します。

アドラー心理学では縦の関係(上下関係)を否定し、横の関係を築くことが重要であると考えます。

横の関係では人々は皆異なる立場ではあるが対等であると考えます。

例えば、会社においては職責の違いがあったとしてもあなたの主張するべきことは堂々と主張するべきです。たとえ相手が目上の方であったとしても意見を変えず、自分の意見を素直に言うのです。

また、横の関係においては他者を褒めたり、叱ったり、評価してはいけません。

なぜならば、それらの行為はの縦の関係からくるものだからです。

他者に褒めらたら嬉しいと思う反面、他者はあなたのことを(意識的か無意識的に依らず)下に見ているのです。

私が実践していること

これまでアドラー心理学の内容を見てきました。

次に、具体的に実践していることを書いていきます。 

仕事を任せたらその仕事には口を出さず、相手に任せる。

私の仕事は機械設計業務ですので、たくさんの部品図、組立図などの書類を作成します。

一人では単位時間あたりの作成量に限界がありますので、図面作成は社内請負さんへ依頼することが多いです。

仕事を依頼する際は最初に業務概要説明と希望納期指定をしますが、それ以降はその人に任せます。

途中での問い合わせには対応しますが、こちらから口を出すことは避けます。

私の課題は、納期通りに図面を出すこと、相手の課題は図面作成ときっぱり分けて考えてます。

やってもらったことに感謝の気持ちを伝える

社内請負さんに図面を作成してもらったら、仕事が一段落した際に、感謝の気持ちを伝えます。

また、CADの操作で不明な点があるときなど自分である程度調べてもわからないことがあります。

その時はよく知ってそうな人に聞きます。

そして教えてもらったら、感謝の気持ちを必ず伝えるようにしています。

審査者に対して催促しない

図面の審査・承認の回覧のとき、メールで送信した後は、次の仕事へ移ります。

いちいち私が審査を催促をしてしまうと、相手の都合の良いタイミングではなく私の催促したタイミングでの審査を強いることになります。

審査者は多くの仕事を同時に抱えています。

なので、相手が審査したいときに審査してもらうようにしています。

(ですが、特急の仕事の場合は例外的に催促することもあります)

困っていたら助ける

相手が私に質問をしてきたら、できるだけ力になるように応えます。

この計算はどのようになるのか、この場合どう判断するのがいいのかなど、自分の経験上答えられる範囲で誠意を持って回答しています。

貢献できていると感じる

たとえ自分がやった仕事の及ぼす影響範囲が小さかったとしても、その一つ一つが誰かの役に立っているんだなと思うようにしています。

さいごに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

アドラー心理学を体得するためには生きてきた年数の半分が必要だそうです。

私の場合は15年くらいかかりそうです。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

それでは、また!

ABOUT ME
tamakaeru
愛知県在住30代、機械設計職のサラリーマンです。 結婚6年目、妻と3歳の長女、0歳の長男の4人家族です。 2021年4月に長男が誕生しました。 家族との時間を大切にしたいと考えています。 2019年に新築戸建住宅を購入(35年/全期間固定金利) 将来のお金の不安と正しく向き合うため、Youtubeや書籍でお金の勉強中です。 興味のあるもの:人生を豊かにする考え、効率化家電、電気自動車、投資(永遠の初心者)、アドラー心理学などなど お気に入りの言葉:今日が一番若い日 好きなゲーム:ねこあつめ(特にしろみけさんがお気に入り)